葬式会場のアルバイトを初めて体験したときのお話
数年前、葬式会場のアルバイトを初めて体験しました。
当時私は登録型派遣のアルバイトをやっていて、仕事内容はほとんど引越し作業か工事現場の荷物運びなのですが、極まれに全く知らない業種の仕事を回されることがあります。
ある朝、派遣事務所から突然電話がかかってきました。礼服がすぐ準備できるなら、葬式会場へ向かってほしいとのことでした。
仕事内容は現場で確認してほしいと言われ、休日の予定だったのに私は気持ちが切り替わらないままとにかく礼服を着て、電車で1時間ほどの葬式会場へ向かいました。
会場になっている大きな公民館に到着し、担当の方に仕事内容を確認すると、式がひと通り終わった後、関係者が火葬場に向かっている間に、食事の弁当を並べてほしいとのことでした。
私はちょっと拍子抜けしました。重い物は運ばなくて良さそうだし、いつもの引越し作業や工事現場に比べたら随分楽だな、当日突然決まった仕事には特別手当てもつくし、これは良い仕事もらえたな、と思ったのですが…。
実際にはとんでもない忙しさでした。公民館から火葬場までは割と近く、関係者が戻ってくる1時間弱以内に部屋の模様替えをし、テーブル、椅子を並べ、100名以上の弁当をキチンと並べていくのですが、それまでのおごそかな雰囲気とは正反対の荒々しい雰囲気、葬式会社の人たちはまるでビデオの早送りのような慌ただしい動きで、怒号が飛び交い、私も何度か怒鳴られました。
重くないものでもずっと走りながらの作業だったので、普段の肉体労働よりはるかに疲れるハードな仕事でした。
配膳が何とか無事時間内に準備し終わった時は、本当にホッとしました。余ったお弁当をもらえたし、時間も早めに終わったのは良かったのですが、何年かぶりに仕事で筋肉痛になりました。後で聞いたのですが、葬式会社の方が1人肉離れで突然来られなくなった代わりとのことでした。仕事内容からして、その方も体に相当負担がかかっていたのでは…と思いました。
今夜はバイナリーオプションにチャレンジしてみようと思ってます。結果はまた後日更新します・・・。